
楽しかったお盆休みも、そろそろ終盤。
「まだ休みだから」と夜更かしや予定を詰め込んでいると、休み明けに疲れを持ち越してしまいます。
残りのお休みは、楽しみながら少しずつ日常モードへ戻す期間に。
今回は、お盆明けに疲れを残さないために、今から始めたい心と体の整え方をお届けします。

連休明け、なぜ疲れる?
今年は大型連休になり、旅行や帰省を楽しんだ人も多いでしょう。
しかし、「仕事を休んだ=体も休めた」とは限りません。
旅行では朝早くから出かけたり、一日中歩き回ったり、普段とは違う場所で眠ったりします。
帰省すれば長時間の運転や移動、お墓参り、親戚との集まり、食事の準備など、意外と予定がいっぱい。
さらに真夏の暑さも重なり、知らないうちに体力を使っています。
そして、楽しい予定でも脳や心にとっては「いつもと違う刺激」です。
お盆明けの疲れは単なる遊び疲れではなく、いつもと違う生活が何日も続いた反動でもあります。

お盆疲れ5つの正体
お盆明けに感じる「なんとなくだるい」「体が重い」「やる気が出ない」
その原因、いくつもの負担が重なっています。
睡眠リズムの乱れ
「明日は休みだから」と夜更かしをして、朝はいつもより遅く起きる。
旅行では早朝出発になったり、慣れない場所で眠ったりすることもあります。
数日間でも睡眠時間が大きく変わると、生活リズムが乱れやすくなります。
長時間の移動
車、新幹線、飛行機などで何時間も同じ姿勢が続くと、肩や腰、脚などに負担がかかります。
特に車での帰省では、渋滞によって予定以上に長時間座り続けることも。
食べすぎ・飲みすぎ
帰省すると、ごちそうや外食、お菓子、お酒などが増えがちです。
食事時間が遅くなったり、普段より食べる量が増えたりすることもあるでしょう。
「せっかくのお盆だから」と数日間続けば、普段の食事リズムから大きく離れてしまいます。
暑さによる疲労
旅行、お墓参り、買い物、レジャーなど、お盆は暑い時間帯に外を歩く機会も増えます。
高温多湿の環境では体温を調節するために発汗が増え、水分や電解質も失われます。
意外と多い「人疲れ」
お盆ならではなのが、人と会うことによる疲れです。
久しぶりに両親や親戚、友人に会う。家族みんなで旅行する。
楽しい時間でも、いつもより相手に合わせたりする時間が長くなります。

最優先は「睡眠を戻す」
お盆明けの疲れを感じたら、まず整えたいのが睡眠です。
ここでやりがちなのが、「疲れているから、休日は昼まで寝よう」という寝だめ。
睡眠不足がある場合に少し長めに眠ること自体は悪いことではありませんが、昼近くまで寝てしまうと、その日の夜に眠れなくなり、さらに生活リズムが後ろへずれてしまいます。
朝は普段の時間に起きる
まずは、仕事がある日の起床時間へ戻していきます。
休みだからと何時間も遅く起きるのではなく、朝の時間を大きくずらさないようにしましょう。
起きたら朝の光を浴びる
朝起きたらカーテンを開けて、明るい光を取り入れましょう。
朝の光は体内時計を整える重要な刺激になります。
日中は適度に体を動かす
疲れているからと一日中横になっていると、夜になっても眠気が来ないです。
体調がよければ、散歩や買い物、軽いストレッチなど無理のない範囲で体を動かしましょう。
夜は「休日モード」
寝る直前まで動画を見る、深夜までお酒を飲む、夜食を食べる。こうしたお盆中の習慣も、少しずつ普段の生活へ戻しましょう。
寝る前は照明を少し落とし、スマホを見る時間を短くするなど、眠りへ向かう環境をつくりましょう。

胃腸も日常を戻す
お盆休みは、家族や親戚と食卓を囲んだり、旅行先で名物を食べたりと、いつもより食事が豪華になりがちです。
お寿司、焼肉、揚げ物、スイーツ、お酒……。
楽しい時間だからこそ、食べる量が増えたり、食事時間が遅くなったりすることもあります。
そこでお盆明けにやってしまいがちなのが、「食べすぎたから、今日は食べない」という極端なリセット。
疲れているときこそ体にはエネルギーや栄養素が必要です。
食事を抜くのではなく、いつもの食事へ戻すことから始めましょう。
主食を極端に抜かない
ごはんやパン、麺類などに含まれる炭水化物は、体を動かすエネルギー源になります。
タンパク質を毎食意識
魚、肉、卵、大豆製品、乳製品などに含まれるタンパク質は、筋肉をはじめ体をつくる材料になります。
冷奴、卵料理、焼き魚など、疲れている日でも食べやすいものを取り入れましょう。
野菜や果物もプラス
外食が続くと不足しやすいのが、野菜や果物です。
ビタミンやミネラル、食物繊維を補うためにも、普段の食卓へ戻していきましょう。
疲れて料理をしたくない日は、カット野菜、冷凍野菜、具だくさんの味噌汁などを利用しましょう。

水分不足を持ち越さない
お盆は帰省や旅行、お墓参り、レジャーなど、暑い屋外で過ごす時間が増えます。
さらに長時間の移動中、「トイレに行きたくないから」と、水分を控えてしまう人もいるでしょう。
また、アルコールには利尿作用があるため、お酒を飲む機会が増えた人も注意が必要です。
水分はこまめに
のどがカラカラになってから飲むのではなく、こまめに水分をとりましょう。
大量に汗をかいたら塩分も
暑い屋外で長時間過ごしたり、たくさん汗をかいた場合は、水分だけでなくナトリウムなどの電解質も失われます。
水分と一緒に塩分も補いましょう。
尿の色をチェック
水分状態を確認する簡単な方法のひとつが、尿の色を見ることです。
濃い黄色の尿が続いている場合は要注意です。

疲れているほど軽く動く
体調に問題がなく、長時間の移動などで体が固まっているような疲れなら、無理のない範囲で軽く体を動かしましょう。
特に車や新幹線、飛行機で長時間座っていた人は、肩、腰、股関節、脚などがこわばっています。
おすすめ
・10〜20分程度の軽い散歩
・肩をゆっくり回す
・ふくらはぎを動かす
・股関節をゆっくり動かす
・気持ちよく伸びる程度のストレッチ
連休中に活動量が落ちていた人は、掃除や買い物、階段を使うなど、普段の日常生活へ戻していくだけでも構いません。
注意
反対に、発熱、強い倦怠感、めまい、吐き気などがある場合は、無理に運動せず休息を優先しましょう。

初日から100%に戻さない
お盆休みが終わると、一気に「通常運転」に戻そうとしていませんか?
たまった仕事を片づける。家の中を整える。食生活を戻す。運動も再開する。
「休んだ分、頑張らなくちゃ」と予定を詰め込んでしまう人もいるでしょう。
ですが、いきなり100%へ戻すことはNGです!
助走期間
お盆明けの最初の数日は「助走期間」と考えてみましょう。
・仕事なら、まず今日中に必要なものから手をつける
・家事なら、夕食は簡単なもので済ませる
・運動なら、いきなりハードなトレーニングではなく散歩から
そして夜は予定を入れず、早めに自宅で過ごします。
70%→80%→90%と、少しずつ日常へ戻していきましょう。

「おひとり時間」で回復
「久しぶりに家族に会えてうれしかった」「親戚ともたくさん話せた」それなのに家へ帰った瞬間、どっと疲れが出た。そんな経験はありませんか?
楽しい時間でも、人と長時間一緒に過ごせば、会話をしたり、相手に合わせたり、周囲に気を配ったりします。
特にお盆は、普段会わない親戚との集まり、帰省先での家事、家族サービスなど、「自分のペースではない時間」が増えがちです。
お盆明けには、誰にも合わせなくていい時間もつくってみましょう。
ひとり時間のすすめ
特別なことをする必要はありません。
・好きな飲み物をゆっくり飲む
・ひとりで買い物へ行く
・好きな音楽を聴く
・お風呂にゆっくり入る
・スマホを置いて、何もしない
体の休息と、心の休息は別物です。
お盆明けは、予定のない時間も「回復の予定」として確保してみましょう。

連休最終日は整える日
次のお盆や大型連休からは、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。
それは、「連休最終日まで遊び切らない」こと。
旅行から夜遅く帰宅して、翌朝から仕事。
これでは、体が日常へ戻る時間がほとんどありません。
可能なら最終日は予定を詰め込まず、洗濯をする、食事を整える、早めにお風呂に入る、いつもの時間に眠るなど、普段の生活へ戻るために使ってみましょう。
連休最終日は「明日からの自分を整える日」
楽しいお盆休みと日常の間に、少しだけ余白をつくる。
それが、40代・50代からの大型連休を最後まで心地よく楽しむコツです。

さいごに
お盆休みは、最後まで予定を詰め込むより、少しだけ「日常へ戻る時間」を残しておくことも大切です。
睡眠や食事を戻し、軽く体を動かし、ひとりでゆっくりする時間もつくる。
残りのお休みを楽しみながら、少しずついつもの自分へ。
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