
「肝臓に悪い習慣」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは何でしょうか?
おそらく、多くの人が「お酒」と答えるのではないでしょうか。
実は肝臓を考えるうえで見直したいのは、飲酒だけではありません。
今回は、自覚症状だけではわかりにくいからこそ、今見直したい「肝臓に負担がかかるNG習慣」をお届けします。

肝臓は体の大きな工場
肝臓は毎日、私たちの体の中でたくさんの仕事をしてくれてます。
・栄養素を体で使える形に変える
・必要なエネルギーを蓄える
・胆汁をつくる
・アルコールや薬など、体に入ったさまざまな物質の代謝
自覚症状ではわかりにくい
肝臓は、状態が悪化しても初期には自覚症状が乏しいと言われてます。
「肝臓が疲れている感じがしない」「どこも痛くない」だけでは、肝臓の状態は判断できません。
40代・50代では、体感だけに頼らず、健康診断などで肝機能の数値を確認することも大切です。

毎晩の晩酌
「たくさん飲んでいるわけじゃないから大丈夫」「ワインなら体によさそう」「ビール1本くらいなら平気」
そんなふうに、毎日の晩酌がすっかり生活の一部になっていませんか?
注目したいのはお酒の種類より、含まれている純アルコール量です。
「何杯」より「何g飲んだ?」
同じ「1杯」でも、ビール・ワイン・日本酒・焼酎・ハイボールなど、グラスの大きさやアルコール度数が違い、実際にどのくらいアルコールを摂ったのかわかりません。
お酒の量を見るときは、「飲んだ量(mL)×アルコール度数(%)÷100×0.8」で、おおよその純アルコール量を計算できます。
自分が何gのアルコールを飲んでいるのかを知ることが大切です
お酒の強さを人と比べない
一般に女性は男性よりも、同じ量のアルコールを飲んだ場合でも影響を受けやすいです。
さらに、年齢や体格、体質、服薬、健康状態などによってもアルコールの影響は変わります。
そのため、「友達も同じくらい飲んでいる」「夫はもっと飲んでいる」は、自分の適量を判断する基準にはなりません。
自分の体を基準に考えましょう。
「休肝日があるから好きなだけ」でもない
週末に飲まない日をつくっているから、平日はたくさん飲んでも帳消し。というわけではありません。
大切なのは、飲まない日を設けることに加えて、1回に飲む量や飲酒量全体を増やしすぎないことです。
肝臓を守る第一歩は、“いつもの一杯”を自動化しないことです。

食べすぎ
「お酒はほとんど飲まないから、肝臓は大丈夫」そんな人にこそ知ってほしいのが、代謝の問題と関係する脂肪肝です。
食べる量が多く、消費するエネルギーが少ない生活が続き、体重増加や内臓脂肪の蓄積につながると、肝臓にも脂肪がたまりやすくなります。
「脂っこいもの」だけではない
脂肪肝という名前から、「脂っこいものを食べすぎたから?」と思いますよね。
気をつけたいのは脂質だけではありません。
・ご飯や麺を大盛りにする。
・菓子パンをよく食べる。
・甘いお菓子が毎日の習慣。
・砂糖入り飲料を頻繁に飲む。
・夜遅くまでダラダラ食べる。
こうした生活が重なり、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続くことも、体重増加や脂肪肝につながります。
特に見直したい「飲む糖分」
意外な盲点が、ジュース・加糖コーヒー・甘いカフェドリンク・スポーツドリンク。などの糖分を含む飲み物です。
飲み物は食事ほど「食べた」という感覚が残りにくいため、習慣化すると糖分やエネルギーを上乗せしやすくなります。
毎日なんとなく飲んでいるものほど、一度チェックしてみましょう。

薬・サプリを自己流で増やす
40代・50代になると、「美容のため」「疲れ対策」「更年期が気になる」「不足している栄養を補いたい」そんな理由から、サプリメントや健康食品を取り入れる機会も増えてきます。
さらに、頭痛薬や風邪薬などの市販薬を使うこともありますよね?
肝臓は薬の代謝にも関わっている
肝臓には、体に入ってきたさまざまな物質を代謝する働きがあります。
薬もそのひとつです。
もちろん、必要な薬をやめる必要はありません。
注意したいのは、「いつもの薬だから」「市販薬だから」「サプリだから」と、自己流で量や種類を増やしてしまうことです。
薬やサプリメント、健康食品などが原因となって薬物性肝障害が起こることもあります。
「天然」「植物由来」でも安心とは限らない
天然由来であっても、体に作用する成分であることに変わりはありません。
サプリメントや健康食品でも肝障害の原因になるものがあります。
美容や健康のために飲んでいるものが増えてきたら、一度全部並べてみるのもおすすめです。
「これは何のため?」「同じ成分が重複していない?」「本当に全部必要?」と確認してみましょう。
「足し算健康」になってない?
朝はビタミン。昼は美容サプリ。夜は別の健康食品。疲れた日は栄養ドリンク。さらに市販薬。
健康を意識するほど、気づかないうちに“足し算健康”になってしまいがち。
特に複数の薬を服用している人は、サプリや健康食品も含めて医師や薬剤師に伝えることが大切です。

夜遅くまで食べ続ける
仕事や家事が終わって、ようやく自分の時間。
夕食を食べたあと、テレビを見ながらお菓子。少しだけアイス。寝る前にお酒とおつまみ。
そんな「夜のちょこちょこ食べ」が習慣になっていませんか?
「一口」が積み重なる
夜食の怖いところは、一回一回は少量に見えること。
チョコを数個・せんべいを数枚・ナッツをひとつかみ・アイスを少し。それぞれは大した量ではないように感じます。
ですが毎晩続けば、食事とは別にエネルギーを上乗せすることになります。
さらに夜は、お酒+おつまみ+締めという組み合わせになりやすい人もいます。

ほとんど体を動かさない
体を動かすことも肝臓を考えるうえで大切です。
運動不足が続き、摂取するエネルギーに対して消費するエネルギーが少ない生活になると、体重増加や内臓脂肪の蓄積につながりやすくなります。
そして肥満や糖尿病、脂質異常などは、代謝の問題と関連する脂肪肝とも深く関係しています。
最初に見直したいところ
朝から車移動。仕事中はずっと座っている。帰宅したらソファ。休日もテレビやスマホ。
一日を振り返ると、ほとんど座ったままという人もいるのではないでしょうか?
まずは、少し遠い場所へ歩く。階段を使う。買い物へ歩いて行く。家事の合間に動く。そんなところからはじめていきましょう

「肝臓デトックス」に飛びつかない
注意したいのが、「肝臓をデトックス」「毒素を排出」「これを飲めば肝臓がきれいになる」といった言葉です。
肝臓にはもともと、さまざまな物質を代謝・処理する働きがあります。
特定のジュースやお茶、サプリメントだけで肝臓を“洗浄”できるわけではありません。
むしろ健康食品やサプリメントによって肝障害が起こるケースもあるため、「肝臓によさそう」というイメージだけで大量に摂るのは避けたいところです。

健康診断のすすめ
健康診断の結果が届いたとき、体重・血糖値・コレステロール・中性脂肪などは見るけれど、肝機能の項目はよくわからないままスルー。
そんな人もいるのではないでしょうか?
肝機能の検査結果もしっかりみて、基準値を外れていたり、以前より数値が変化していたり、医療機関から再検査を勧められたりした場合は、放置せず確認しましょう。

さいごに
肝臓についてよく言われてるのが、「沈黙の臓器」という言葉です。
肝臓の病気は、初期には自覚症状が乏しいものがあります。
症状が出てから慌てるのではなく、元気な今から。
40代・50代こそ、健康診断の数値と毎日の生活、両方から肝臓を守っていきましょう。
2026年09月10日のみんなのアンケート結果!
髪型、変えたい理由は?
回答人数:124319人でした!

