
冬になると、いつもより肌がつっぱる、粉がふく、メイクがのらない…。
そんな悩みを抱える女性が、冬は急増します。
40代・50代はもともと皮脂量が減り、肌の水分保持力がゆるやかに低下しやすい年代。
さらに、肌にいいと思って続けている行動が、逆に乾燥を進めていることも…。
今回は、気づきにくい冬の落とし穴をひとつずつ紐解きながら、今日から変えられる“うるおいスイッチ”をお届けします。

熱すぎ・長風呂は乾燥の元
寒い冬は、つい熱めのお湯や長風呂で体を温めたくなりますよね?
実はこれ…肌にとっては“強い刺激”。
熱すぎるお湯(41℃以上)は、肌を守る皮脂膜を一気に減らし、バリア機能を弱らせてしまいます。
入浴後に肌がパリッとつっぱるのは、保湿成分が流れ出たサイン。
理想は40℃以下、10〜15分以内。湯船から出たら3分以内に保湿しましょう。

洗いすぎ・摩擦の落とし穴
冬の乾燥肌ほど“洗いすぎ”が悪化させるもの。
皮脂が少ない季節に、朝から刺激の強い洗顔料を使ったり、メイク落としでゴシゴシこすったりすると、肌のうるおいがごっそり奪われます。
乾燥対策
「こすらない・触りすぎない」スキンケアが基本。
●朝は肌に優しい洗顔料を
●クレンジングはやさしくなじませるだけ
●タオルは押し当てるように水気を取る

暖房の乾燥ダメージ
冬の部屋は空気がカラカラ。
暖房が付いた部屋では、湿度が20%台まで落ちることも珍しくありません。
さらに、エアコンの風が顔に直接当たると、肌の水分はどんどん蒸発してしまいます。
乾燥対策
●風向きを上向きにする
●加湿器で湿度40~60%にキープ
●濡れタオルや洗濯物を干して簡易加湿

朝の保湿不足に注意
「夜だけ塗れば大丈夫」「必要最低限しか使わない」そんな控えめケアが冬の乾燥を悪化させます。
特に朝の保湿不足は、「日中の乾燥小じわ」「メイク崩れ」「つっぱり感」の原因に・・。
乾燥対策
冬こそうるおいを“重ねるケア”が大切です。
化粧水 → 乳液 → クリームの順に塗り、乾きやすい目元・口元には重ね塗り。
セラミド配合のアイテムや、仕上げのワセリン薄塗りも効果的です。

冷えと血流低下が乾燥に
冬はどうしても体が冷え、血流が悪くなりがち。
血流が滞ると、肌に必要な栄養が届きにくくなり、ターンオーバーが乱れ、くすみ・ごわつきが進行します。
乾燥肌を招く原因
●座りっぱなし
●体を冷やす服装
●運動不足
肩回し・歩く・ゆるストレッチなど“めぐりを良くする時間”を習慣にしましょう。

食べてうるおう
外からのケアだけでなく、内側からの“うるおい補給”も忘れずに行いましょう。
オメガ3脂肪酸
肌のバリア機能を強くします(アマニ油・えごま油・青魚など)
たんぱく質
新しい肌をつくる“材料”(魚・鶏肉・卵・豆腐など)
ビタミンACE
冬のくすみ&乾燥にアプローチします(トマト・アーモンド・柑橘など)
発酵食品
腸が整うとうるおいも保たれます(味噌・納豆・ヨーグルトなど)

さいごに
冬の乾燥肌は、少しの工夫と習慣の見直しでぐっと変わります。
肌にやさしい選択を積み重ねることで、春先の透明感やハリにも違いがあらわれます。
今日からできるケアを、ぜひ取り入れて、肌を“乾かない冬”へ導いていきましょう。
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